『体育館ベイビー』鑑賞

新宿シネマート


六本木よりは若干メジャー指向なのねと思いつつ上映開始を待つ。


上映後・・・


終始ニヤニヤしてました。イイデスネ!
『同級生』を見た後で、

潤君を巡る女の子の物語(ヒロイン&妹と担任の先生)がこっちで、男の子の物語(ライバル&親友とお父さん)があっちなのでしょうね。多分。

と書きましたが、同一ストーリーの裏表じゃなくて、違うお話になってたのにまずビックリ。(大筋は共通)
流行り神とかアドベンチャーゲームみたいでしたわ。選択肢の違いによってストーリーが分岐してる感じで。


村井君はいい声ですね。でも、彼が出てくる度に、今度は何をやらかすかヒヤヒヤしました。“禁断の愛”モノには欠かせない周りが引くほど自分に正直なキャラでしたね。もう、清々しいくらいに。
自宅の内装がオカシイとか、インターハイ欠場してそのまま渡米ってなんだよそれ(笑)とか、エキセントリックすぎてクサイ台詞も逆に違和感なかった・・・いや、むしろ村井君自体が違和感のカタマリだったから、言動の不思議さが相殺されてたのかな。面白かったですけどね。
やはり私は親友の加藤君がかわいいなー癒されるなーと思っていたわけですが、村井君に煽られて彼が覚醒モードに入ってしまってからは、私の心は「潤君逃げて〜!超逃げて〜!」に占められておりました。目がマジでコワカッタよ・・・。結局、加藤君自身も秘めた思いに耐えられなくなったのか、自分から潤君の電話を拒否してしまうわけですが、村井君が積極的に踏み込みすぎて地雷(お父さんとの関係)を踏んでしまったため、結果的に家出した潤君をテイクアウト(親友的な意味で)。ヨカッタネ。
『同級生』のヒロイン・希美ちゃんは潤君と直接出会うことはなく、加藤君の相談役としてちょこっと登場。遺影が意外な活躍。妹ちゃんは残念ながら出番無し。
潤君はこっちでも可愛いかったっす。お父さんと和解して、少しやわらかい表情をするところとか。


どちらのバージョンにも言えることですが、お話の内容としては全く奇抜でもなんでもないんですけど、現実離れしすぎないように作ってあるようで好印象。原作の力なのか、監督さんの力なのかわかりませんけど。メイキングDVD、買っちゃおうかなと思ってます。
どうでもいいが、帰りのエレベーターに乗ったら、私以外が全員男の人でした。(当然、同じ劇場から出た)
女性しか居ないもんだと思っていたから、意外でした。