ヒミツの花園(10)

木の下の娘によるニュータイプ風の告白「私にはわかるの!」に航お兄様はどう対処するんだろうかとドキドキしましたが、

「“わかる”と言えばなんでも許されると思っているのか?傲慢な人だな」
「二度と僕にも陽にも近付かないでくれ」


一 刀 両 断


ウヒィ〜さすがだ〜、容赦ねぇな〜。(喜)*1



冒頭の、ガッサンと航お兄様の浮かれぶりが可愛かったです。


その航お兄様は、ヒナタ君の父と片岡の父の関係を次男三男にも秘密にしていたことを兄弟たちに責められ、思わず次男にグーパンチ・・・・。
しかし、お兄様を責めるのは酷ってぇもんですよ。可哀想に。
秘密を知った修兄さんが「これからヒナタ君にどんな顔して接したら・・・・」と言っていましたけど*2、15年前に父親から真実を聞いた航お兄様も同じことを思ったんじゃないでしょうかね。
そんなお兄様にとって、何も知らずにヒナタ君を愛する修兄さんと智兄さんの存在は、救いであったと思うのです。
お兄様も、“父親の罪滅ぼし”なんて抜きにして、ヒナタ君のお兄ちゃんでいたかっただろうに・・・・。
うう、つくづく不憫・・・・。


修兄さんは、航お兄様にキレてた時以外は春を探しに行っておられました。
女将(ミナエさん)とのデートが実現し、そらもう、楽しそうに準備に勤しんでおられましたよ。
見てるこっちも楽しかったです。
大量のマシュマロとか、「恋の暴走機関車〜!」とか、可笑しすぎ。

修「田中ちゃん、何が足りないんだろ?」
田中「コシ、ですかねぇ・・・・」
智「・・・・コシのあるマシュマロ、どうですか」
航「想像したくないですねぇ」

勝負マシュマロが激マズで戸惑う修兄さん&田中ちゃんとその横で新聞読みながらシラーっと突っ込む智兄さんと航お兄様が前半一番のツボどころでした。
ヒナタ君の試食シーンも、かなり可笑しかったですけどね。


智兄さんは、“しゃぶしゃぶ”亮子さんによって気づかされたガッサンさんへの思いに戸惑っておられました。
そういえば、ガッサンが航お兄様への思いを自覚したのも、亮子先生のスルドイ指摘の賜物でしたねぇ・・・・。
まるで、恋愛の火付け役ですな。
思い切って告白するも・・・・結果は玉砕。う〜ん、あれは、まぁ、タイミング的にもねぇ・・・・。


さて、今回〜次回のあらすじを読んだときから、一番心配だったのが「ヒミツの真相を知ったヒナタ君がどういう行動にでるか?」だったわけですが・・・・。
あららら、椅子で!ノブが!そして、次回へ続く!あわわわわ!


この第10話は田中ちゃんと亮子さんのための回でしたねぇ、ある意味。
素直になれない二人にも、ついに転機がやってまいりました。
キッカケは、月刊石仏編集部のおじいちゃんがセッティングしたお見合いです。
うおぉ、振袖?!こ〜れ〜は〜す〜ご〜い〜!(爆笑)
お見合い相手が意外と好みだったのか、亮子さんはマンザラでもない様子でしたが、そこに田中ちゃんが登場!
亮子さんをその場から連れ出します。おお、ラブコメ王道の展開が!
引き止める見合い相手を叩きのめす田中ちゃん!かっこいい!
その横で亮子さんが小さい声で「喧嘩はやめて〜私のために争わないで〜」とかつぶやいてるのが、すごく面白かったです。
その後は、海辺でプロポーズですよ。ううん、いいなぁ。
あの紫の耳当てを亮子さんに貸してあげてるのが、素敵でした。


暗躍する木の下の娘の影で、バイク便の青年の意外な真実が発覚しました。
「ママンがフランス人なんだ♪」って、そんなフリは1ミリも無かったのにー!
これはびっくりしましたよ。
バイク便君はフランス語要員だったのかな・・・・。それもまた不憫・・・・。


あぁ、意外といえば、チャーミー編集部の若い方の編集者さんは関西弁だったんすねぇ。
ちょっとイントネーションが違った気が・・・・。
(調べた)
ああ!やはりネイティブ大阪人!?第10話になってそんなヒミツが明らかに!(違)


さて、次回予告がまたすごいことになってました・・・・。
最後、次男〜四男がズッコケてましたよ。う〜ん、すごい。(笑)
最終回、楽しみです。でも、ちょっと寂しい。

*1:タモリさんが昔、「櫻井よし子さんに叱られたい」と言っていましたけど、「堺さんに叱られたい!」っていう娘さんは結構多そう。やはり、あの声がいいんですよねぇ。

*2:ってか、先週言ってた「何があっても俺らの関係は変わらない!」宣言はどこへいっちゃったんですかね。修兄さんも動揺してたのかなぁ・・・・。