SUKIYAKI WESTERN DJANGO

ジャンゴ、見てきました。
終わってからしばらくニヤニヤが止まらなかった。
楽しかった。こういうの、好きですね。くだらねぇ(笑)。
以下、ネタバレあるかもな参考にならない感想。


難しいことは抜きにして、楽しんで作った映画って感じです。
監督はもちろん、役者さんたちもそれぞれの持ち味を遺憾なく発揮し、スタッフも気合い入りまくり(アップにして撮らないと見えないようなセットの壁にものすごい緻密な絵が描かれていたりして)・・・・まさしく「自己満足の塊」。
それに加えて、各所に細々と「○○へのオマージュ」とか「■■に対するリスペクト」とかが織り込まれており(おそらく)、ハッキリ言って無駄な部分が多々あるわけですが、そこはむしろ無駄上等!でこのグジャグチャごちゃまぜな感じを楽しむべき映画なのかなと思いました。なにせ、スキヤキですからね。
堺さんはといえば、持ち味である「小動物じみたトボケタ動き」と「妙にリアルな死に様」を思う存分発揮しておられました。佐藤浩市さんとのコンビはまた見たいなぁ。
英語については、それほど気になりませんでした。(こう言ったらアレですが、冒頭のギコチナイ小芝居のおかげである程度の免疫が・・・・。)
幌馬車を襲うシーンは西部劇らしくてすごく良かったです。
ふと、義経の髪型がナゼああもボリューミーなのかが気になりましたが、衣装のコンセプトが「『義経=鶴、清盛=亀』なのかな?」と勝手に推測して勝手に納得(真偽は不明)。
全体的に「桃井さん、頑張ってんなぁ・・・・」という思いが(いろんな意味で)。
名のある役者さんが地味に出演しているのも、うれしくてしょうがなかったです。唯一泣けたのがルリ子とトシオの最期のシーンだったので、「(トシオ役の)松重さん、オイシイなぁ」と思いましたよ。一番幸せなキャラなんじゃないかな、トシオ。死んじゃったけど。
そんなわけで、自分でもビックリするぐらい楽しめた映画でした。なぜだ?西部劇だからか?(笑)
元ネタになった映画も見てみたくなりました。基本的なストーリーはそのまんまらしいんですけど、全然想像できないわ・・・・。