ヒミツの花園(9)

視聴後なんだか色々と考えてしまい、寝たのは2時近くになってからでした。眠い。


今の「鉄壁」航お兄様と15年前の「さわやか好青年」航君が私の中ではうまく繋がらないです*1
やっぱり弟3人を従えて生きていく過程で、生来の頑固さに研きがかかっていったのかなぁ。
ただ、いわゆる「昭和の頑固親父」的に家長として自己中心的価値観を家族に強いてるわけではないので*2、やはりヒナタ君がまだ未成年ってのが気にかかってるのかしら。
んで、秘密って何よ。まったく、もう。


航お兄様は根本的に真面目ですから、基本「嘘は嫌」なんでしょうね。
だから、素性を隠すにしろ、漫画家やるにしろ、「限りなく本音に近い理由」が複数積み重なって“花園ゆり子”が形成された*3
ガッサンが意図せずひっかきまわすことによって、その一つ一つが暴かれていったわけですが、航お兄様としては「これ以上、誤魔化せない」「でも、本当のことも言いたくない」ために、胸を痛めつつ「来るな寄るな迷惑だ」になってしまったのですね。ううん、不憫。
排斥されたガッサンも気の毒ですが、ここで無理に追わずに時を待ったのは正解ですね。
そのうちアタックチャンスがくるでしょう、多分。
ガッサンには心強い味方・ヒナタ君*4がついていますから。
敵を射るには先ず馬を射よ!ですよ。違うか。
そういう意味では、今回のシゴトぶりは文句なしでした。
ガッサン本人は、そういう意図は無かった*5んでしょうけど。
境内でヒナタ君を慰めるシーンは泣きました。
やればできるじゃないか、ガッサン!・゜・(ノД`)・゜・。


水族館でバイク便の青年と遭遇したヒナタ君。
イマイチ飲み込みの悪いバイク便君に呆れて先に帰ってしまいました。
残されたバイク便君は「俺、嫌われちゃった?」とショックを受けていたようですが、キミに対する態度は最初からあんなもんだったよ。(笑)
むしろ、「昔はこれでも貧乏だった」などと苦労話が飛び出すあたり、ヒナタ君の兄弟以外に対する態度としてはかなり友好的だと思うぞ。知らんだろうけど。
バイク便君は、裏表の無さとヒナタ君の鋭すぎる発言にただ( ゜д゜)ポカーンとしてしまう鈍さ具合がガッサンと似ていると思う。
しかし、バイク便君は思考回路が完全にズレてるからなぁ・・・・。
彼らに友情*6が成立する日はくるのでしょうか・・・・。


亮子さんと田中ちゃんが復縁しそうで嬉しいです。
まだお互い素直になれないところが面白い。
突撃鍋パーティも楽しかったですが、カフェで先に帰ろうとする田中ちゃんの襟をひっ掴んで、席に戻す亮子さんの力強さに爆笑しました。
田 中 ち ゃ ん は 猫 か!


来週は、今回微妙に影の薄かった次男と三男*7にスポットがあたるようです。
修兄さんがミナエさんとデート?
智兄さんがガッサンに告白?
そして、木の下の娘がついに何かやらかすらしい・・・・。
ああ、佳境だなぁ。楽しみだなぁ。

*1:ま、演じてる人も違うんですけど、雰囲気は近い。

*2:干渉せず放置すべきところはちゃんと放って置かれてますし→特に次男と三男

*3:このドラマの魅力の一つである「開けても開けても秘密が出てくるマトリョーシカ状態」がここから発生。

*4:航お兄様の宝物

*5:ってか、その手の裏のある人には、ヒナタ君は心開かない。

*6:というか、ちゃんとしたコミュニケーション

*7:それでも、家族会議の場面やガッサン宅でヒナタ君が気が付いていたことに気が付く場面は、航お兄様の苦悩と涙に加えて素晴らしかったです。四兄弟最高!